羽毛ふとんと側生地





先日の所沢での羽毛ふとんの研修会の際、



ある羽毛ふとんの見本をみて、ちょっと驚いたことがありました。



そのふとんは、真っ白で柄の全くない所謂、『ベッドタイプ』と言われる羽毛ふとんで、一見してとてもボリュームがありました。



おおよそ羽毛は『1.3~1.4kg』は入っているだろうと思いましたが、ラベルを見るとなんと『1.0kg』しか入っていませんでした。



見せてくれた講師の先生に聞くと、



『確かに羽毛はポーランド産ホワイトコーダグースダウン95%だから、ボリュームは出る。だけど、理由は別にある』と



そして『ちょっと持ってみて』と言われるがままに持ち上げると…



… 超軽い!



羽毛の重さ1.0kgしか感じない!



先生いわく、『秘密は側生地にあるんだよ』と。



『この生地はバティストという超軽量の綿100%平織り生地で、ドイツで織られているんだよ』と。



なるほど、確かに羽毛を包む側生地が軽ければ、羽毛が沢山の空気を含みやすくなって、とてもボリュームが出ます。



さらに綿100%の平織りなので『通気性』も抜群で暖かく蒸れにくくなります。



最近多い『ポリエステル混』の生地は、軽いけれど通気性がよくないので、ちょっと外気温が上がると蒸れて暑くなってきます。



確かにこれは『軽くて』『暖かい』という羽毛の特性を活かすための最高の側生地素材かもしれません。



ただひとつ欠点は、『薄手の生地』ということでダウン率が低い羽毛をいれると『吹き出し』が起きやすいということがあるそうです。



したがってダウン95%以上で、『スティッキーダウン』という羽毛同士が絡み合うタイプの羽毛がこの『バティスト』にはベストだということです。



この組み合わせだと、どうしても価格が高級ラインになりますが



ただこの『軽さ』と『暖かさ』はお客様に十分検討していただける価値はあると思いました。



近いうちにこの 羽毛ふとんも、当店のラインナップに入るかもしれません。( ^ω^ )